土壌診断士(ソイルマスター)

おいしい・旨い野菜づくり
今日では農業技術の発達で”旬”が喪失しています。
又、土(土壌)も化学肥料の多投で病んでいます。
「安心・安全」な野菜とは、何でしょうか?

おいしい野菜づくり

今日では農業技術の発達で、年間を通し消費者はあらゆる野菜を、食べることが出来るようになっています。

そのために生産者は、年間を通じて平均的に収穫しなければなりません。いわゆる野菜の”旬”の喪失です。
では、「おいしい野菜」とは、どのようなものを言うのですかと、消費者に聞いても、結論は様々でしかありません。
ついでに「うまい野菜」はと聞けば、こちらはもっとバラバラな意見になってしまいます。

おいしい・旨い野菜

おいしい・旨い野菜を見分けるには

  • ”旬”の野菜を選ぶこと。
  • 露地栽培の野菜を選ぶこと。
  • 地元の野菜を選ぶこと。
  • 野菜の切り口をチェックすること。
  • 地元の野菜を選ぶこと。
  • トゲやイボイボはしっかりしている方がよい。

おいしい・旨い野菜を育てる

畑を知る。良い土(土壌)の条件

  • 土(土壌)に有機物を十分含み、適度に水分を保持していること。
  • 水分の調整が容易なこと。
  • 土(土壌)が、有機物を多く含み団粒構造であること。
  • 土壌のPH(酸度)が、作物にとって適度で肥料分に富むこと。
  • 土壌病害虫がいないこと。
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おいしい野菜づくり

畑を知る。畑の土(土壌)を知る

  • 畑の土(土壌)が「良い土(土壌)」かは、土質によってわかります。
  • 土(土壌)はコロイド粒子が2mm以下と規定されております。
  • 現場では簡易判定法で、砂土、砂壌土、壌土、埴壌土、壌土に分類されております。
  • 一般的には、埴土、埴壌土が良いと言われております。
  • 砂土は排水性はよいが、保肥力が悪いと言われております。
  • 埴土は保肥力は高いが、極端に排水性が悪いという欠点があります。
  • いづれもそれぞれに土壌改良剤を施用して、作物栽培に利用することが出来ます。

おいしい・旨い野菜を育てる土(土壌)

土(土壌)を改良する。

  • 土(土壌)を改良することは、いわゆる土質(土性)を改善することである。
  • 酸性土壌を改良する。(作物が生育する範囲のPHにする)
  • アルカリ性の土壌を中性(PH7)に改良する。
  • 砂質土壌を改良する。
  • 埴土(粘土質土壌)を改良する。

おいしい・旨い野菜を育てる土(土壌)の条件

土(土壌)を作る(畑を耕耘する)

  • 畑を耕すことは、大気圧で硬くなった土(土壌)に酸素を与え、通気性をよくする。
  • 植物の根に空気を補給する。
  • 土壌表面が硬くなって、水が浸透しがたくなっているものを破砕して通りやすくする。
  • 表面を浅く耕して、表面と地中の水の通り道を遮断する。
  • 土壌表面の栄養分を地中深く入れて、雨の流亡を防ぐ。
  • 雑草が生えて来たら軽く耕し、雑草の繁殖を防ぐ。
  • トラクターなどの重い機械を使うことによる耕盤を破壊する。

畑土壌は地力が消耗しやすい

畑土壌の共通の特徴

  • カルシュムやマグネシュムが少ない土壌が多く、降雨や連作で酸性化しやすい。
  • 畑は酸化状態で有機物の分解が早く、微生物の硝酸化作用で窒素分が流亡しやすい。
  • 畑土壌は、肥料への依存度が高く、酸化状態にあるため地力の消耗が激しい。
  • 同じ作物を連続して栽培すると連作障害が起きやすい。
  • 水田のように灌漑水による養分供給が期待できない。

おいしい・旨い野菜を再度、見直そう!

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