よくある質問
質問ー1
土壌診断士の 資格認定試験は、自宅で、必要なテキストを駆使して回答を出すようになっていますが、それでは全員、満点をとれて資格試験の意味がないのではないでしょうか?
ANSWER(解答)
確かに、その通りかもしれません。今日、行われている殆どの試験・資格はどこかの会場で行われています。受験・就職・仕事に必要なハウツーものの資格も大事でしょう。
然し、それらをクリアするには、短期間に集中し、勉強して受験技術にも、長けなくては合格に達することは出来ません。又、合格後は、その分野に必要でない限り、大方、忘れてしまっているのが実情ではないでしょうか。
このような中で、時間的にも制約されなく、出来るときに少しずつ調べて、答えを導き出していくような実力本位の資格も、必用ではないでしょうか。
質問ー2
農業の資格には、他にも日本農業技術検定をはじめ多くの資格試験があるのに、なぜ土壌診断士なのでしょうか。
ANSWER(解答)
農業関係の資格には、日本農業技術検定をはじめ、多くのものがあります。それらは大変良くできた試験で出題範囲等もバランスよく配してあり、農業への登竜門としての資格としては、非常に大事な制度だと考えております。
然し、近年の食における「安心・安全」の問題を思うとき、それらの一般論では、対処できない事象ばかりではないでしょうか。
世界の人口70数億人の食料を支えているのは、地球表面の僅か18pの 土(土壌)によって、食料生産が行われていると言われております。
今日、近代科学の発達により肥料・農薬が開発され、多量に使用すればするほど、収量が伸びて、多くの人口を支えてくることが出来ました。 ところがそのことが土(土壌)の電気容量バランスを壊し、土(土壌)の緩衝能力をも壊してしまったのです。
栽培土壌に多量に使用された肥料・農薬は、土(土壌)に吸収された量以外は、地下水に浸透し、河川に流れ出し、海へと流出してきたのです。
一方、土(土壌)として健康でない状況で栽培される食料が、健康で安全であるはずがありません。何故ならば、そのような 不健全な土(土壌)の養分を、目一杯吸収しながら成長しているからであります。
「健康的な土(土壌)で栽培された作物は健全であり、土(土壌)自体が、病んでいるところで栽培されたものは不健全なのです。」
ややもすると、食への「安心・安全」が語られるとき、土(土壌)への関心より、投下する肥料・農薬論が主になっているような気がしております。
そこで、これらに関する知識が、小学、中学、高校のどの段階で対応されているのかを調べてみましても、多くは見当たりません。
食料の危機を考えるとき、この点を考慮しない限り、本源的な解決は見いだせないと思えるのです。
土壌診断士資格は、そのような事態に対処できる専門家としての必要性から制度を立ち上げてあります。
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質問ー3
土壌診断士の認定試験は、自宅で受験できる等、時間がない人、
働いている人、家庭菜園をやっている人、始めようと思っている方、
就職・進学を目指している学生の方等にとっては、非常に好都合なのですが、試験のレベルが高いのではありませんか?
ANSWER(解答)
試験内容にも記していますが、普通の人が受けられ解答が出るようになっております。
内容は、土(土壌)とはどのような状態を言うのか、からはじまって、土(土壌)に関する必要最低限のことを尋ねております。
実際に皆さんが、土壌検査に出されるときの試料の採り方から、検査値の読み方、家庭菜園・プランター栽培、
週末農業、新規就農を目指している方まで、広く対象にしています。
作物に肥料をやるときの量の計算などは、理解できるまで設問しております。肥料の3要素の役割、過剰症、
欠乏症等にも最低限のことは出題されております。
自宅受験ですので、スマホ・パソコンを利用することにより簡単に答えは出ます。
設問も 岩石が風化して土(土壌)になり、
作物生産に寄与して、土壌汚染までを取り上げていて、即、仕事、その他に利用できるものと思われます。
質問ー4
参考書・テキストについてですが、市販のものがあるのでしょうか。使用した後、残しておきたいと思うのですが。
ANSWER(解答)
参考資料・テキスト が全て学校図書とはなっておりません。その関連のものは教材の関係で大体1,000円前後となっております。書店等で簡単に入手することが出来ます。(もし在庫切れ等の場合は、各県にあります学校図書を扱ったところに行けば随時手に入れることが出来ます。)
他のものについては、必ずしも必要ではなく、より深く調べたい時に確認するには便利かなといった程度です。解らないと思われたときは、そのものズバリでもかまいません。スマホ・パソコンで検索ください。